唇や口の中にできものができた

唇周辺や口の中にできものができている場合、性器ヘルペスもしくは口唇ヘルペスに感染している可能性があります。

ヘルペスってどんな病気?

単純ヘルペスウイルスによって引き起こされるウイルス感染症です。

単純ヘルペスウイルスには2種類あり、主に口唇や顔面など上半身に症状が出るもの(口唇ヘルペス)と下半身に症状が出るもの(性器ヘルペス)があります。

※口唇ヘルペスになるものを単純ヘルペスウイルスI型、性器ヘルペスになるものを単純ヘルペスウイルスⅡ型といいます。

※最近ではオーラルセックスの一般化により、性器ヘルペス(Ⅱ型)が口唇部分に感染する人も多いそうです。

粘膜・皮膚が直接接触することで移ります(接触感染)。したがって、下半身にできるヘルペスはSTD(性感染症)として扱われます。

ヘルペスウイルスに共通した特徴はそのしつこさ。
体の中に1度侵入したら、症状が治まった後も体内にウイルスが潜伏します。免疫が低下すると度々再発を繰り返す点が大きな特徴です。

感染力が強く、お風呂やタオルなど家族と共有すると移る可能性がありますので、病変部が完治するまではタオルの共有は避け、お風呂は最後に入るようにしてください。

ヘルペスと口内炎の違いとは?

ヘルペスが口内にできた場合、よく勘違いされるのが「口内炎」です。
いずれも口内にできものができるのですが、その違いはできものの形で判断ができます。

・水疱になっているもの(中に水がたまってるような膨らみ)はヘルペス
・白い凹みがある場合は口内炎

またヘルペスは唇周辺や口内にできますが、口内炎は口の中にしかできません。
唇にも口内にも症状が出ている場合はヘルペスと考えたほうがよいでしょう。(ヘルペスと口内炎が同時に発症することも多いようです)

どんな痛み?⇒ひりひり感、むず痒い、灼熱感など

初感染したときの症状

初感染では60%の人が無症状だと言われています。

症状が出ない理由は、ウイルスの量が少ない、既に他のウイルスに感染して免疫力がある、抵抗力が強いなどです。

症状が出ていなくてもウイルスの排泄がある可能性があるので注意が必要です。

発症する場合は、感染から2~21日(3~7日が多い)の潜伏期間の後、強い痛みを伴って発症します。

口唇ヘルペスの初感染では、口唇、歯肉、口腔粘膜に痛い水疱、びらんがみられ、首のリンパ節も腫れます。

痛みのため食事をとるのも困難な場合があります。

性器ヘルペス(陰部ヘルペス)の初感染でも、強い痛みを伴う水疱、びらんがみられ、排尿困難、歩行困難になることもあります。

※再発した場合は、初感染時の症状より軽くなります。

性器ヘルペスの治療

内服薬(抗ウイルス薬)が処方され短期間で症状は回復します。

その間感染防止のために性行為を避け、タオルや下着などからウイルスが移らないよう注意しましょう。

皮膚症状に対しては抗ウイルス薬の軟膏(塗り薬)が処方されます。適切な治療が行われれば、5日ほどで水ぶくれはかさぶたになり治癒します。

妊婦に感染した場合は、母子感染を防ぐため帝王切開での分娩が行われます。

性器ヘルペスが検査できる性病検査キット
性器ヘルペスが検査できる性病検査キット
価格:15,000円

※性器ヘルペス・口唇ヘルペスは症状が出ていないとウイルス検査ができないため取り扱っている検査キットはKENSA.BISのみとなります。(2015年2月現在)